「外に出てほしい」「このままでいいわけがない」——そう思いながらも、どうすればいいか分からない。無理に連れ出そうとして失敗した経験がある親御さんも多いのではないでしょうか。今回は、外出できない子どもに親ができることを3つお伝えします。
なぜ「無理に連れ出す」はうまくいかないのか
外出できない子どもを無理に動かそうとすると、多くの場合逆効果になります。外の世界への恐怖や不安は、力で解決できるものではないからです。
無理に連れ出された経験が重なると、「外=怖い場所」という印象がさらに強化されます。また「自分の気持ちを無視された」という感覚が、親への不信感にもつながることがあります。
では、何もしないほうがいいのか。そうではありません。大切なのは「やり方」です。
親ができる3つのこと
「外に出なくていい」と言葉で伝える
これは諦めではありません。「今は外に出なくていい」という言葉は、子どもの心に「ここは安全だ」という感覚を与えます。安心感がなければ、次の一歩は踏み出せません。
思っているだけでは伝わりません。「外に出なくていいよ」「家にいていいよ」と、声に出して伝えることが重要です。
「外」のハードルを段階的に下げる
いきなり「学校に行く」「電車に乗る」は高すぎるハードルです。まずは家の中で窓を開ける、玄関のドアを開けるだけでいい。ベランダに出るだけでいい。
「外に出る」というゴールは変えなくていいですが、そこまでの道のりを細かく刻んであげることが大切です。小さな成功体験が積み重なると、少しずつ自信が戻ってきます。
親自身が「誰かに話す」時間を持つ
外出できない子どもを毎日見ている親御さんは、知らず知らずのうちに消耗しています。「自分がしっかりしなければ」と思うほど、追い詰められていく。
親が心の余裕を取り戻すことは、子どもにとっても大切なことです。親が安定していると、子どもは「この人のそばにいれば大丈夫」と感じやすくなります。
こころケアセンターでは、保護者の方だけのご相談も承っています。
「隣に誰かいる」だけで変わることがある
外出できない子どもに対して、親だけで対応しようとするのは限界があります。特に長期化している場合は、第三者が関わることで状況が動くことが多いです。
こころケアセンターの外出同行支援では、まずご自宅への訪問から始めます。いきなり外に連れ出すのではなく、まず「この人なら大丈夫」という関係をつくるところから始めます。
・ご自宅への訪問からスタート
・玄関先、近所の散歩から少しずつ
・病院・学校・外出練習など目的に合わせて同行
・長野県全域・全国対応(交通費実費)
焦らなくていい。でも、一人で抱えなくていい
外出できない状態が続くと、このまま一生そうなのではないかと不安になります。でも、適切なサポートがあれば、少しずつ変わっていけます。
「もっと早く相談すればよかった」という声をよく聞きます。遅すぎることはありませんが、早いほどいいことも確かです。まずLINEかお電話で、現状を聞かせてください。